「柚子こんなに頂いちゃったけど大量消費できない?」「うちの柚子の木あるけど毎年あまり使わないで終わっちゃうのよねぇ」「ゆずをずっと味わいたい!」という方必見!鮮度が落ちないうちに柚子調味料にして、フレッシュな柚子の香りとそこから無限に生まれるゆずレシピを長く楽しみましょう!果汁も皮も種も余ったって大丈夫。大量消費はもちろん、全て無駄なく使う術をご紹介します。
ゆずって日持ちしねーしそのまま食べるのもアレだしいっぱいあっても困るってイメージねーけ?このフローでそんな固定概念も吹っ飛ぶだよー!!無理せず大量消費できっかんね。
ゆずはとっても貴重な果物
『桃栗3年、柿8年、柚子の大馬鹿13年』
・・・と言われる様に、ゆずは実がなるまでに本当に長~い年月を必要とする果物。
オラんとこでは、最近『木酢』と『多田錦』って品種のゆず(同ページ内『ゆずの品種いろいろ』にてご紹介しております)の接ぎ木苗を導入したんだけども、接ぎ木苗をもってしても実がなるのに5年かかったんだ!!すげーべ。
そして、ゆずの木はトゲが沢山。しかも、数だけでなくそのトゲ自体が立派すぎて自らを傷つけてしまうほど。収穫も大変なんです。
よく手入れされていないと、キズのない綺麗なゆずを収穫するのは難しいのです。
スーパーで入手となると結構良いお値段で販売されていますね。そのくせ、残念ながら購入後はあまり日持ちしません。
そんなゆずの性質から、なかなか扱いが難しいと感じたことはないでしょうか?
ゆずは収穫後なる早調理が鉄則!
ゆずは、収穫から2~3日も経つと皮の水分が抜けてしわしわになってきます。そうすると、せっかくの貴重な調味料である皮の部分が台無し!
更に時間が経ってから食べようと手に取ると、ゆず果実の下の方がぶよぶよに腐ってかびてしまうことも。
ゆずは、とにかく収穫後なるべく早く鮮度の良いうちに調理することをおすすめします。
とはいえ、「忙しくてすぐできない!」「全部すぐには使い切れない!」等ゆずの事情以外の諸事情があるものですよね。
そんな時には、最低限の処理をしてゆずを守り抜きましょう。
ゆずは、皮、果汁、種、それ以外もぜーんぶ無駄なく使えっから。張り切って守ってやってちょーでぇ!
ゆずの一番簡単な処理手順
- ゆずの皮を薄くむいてジップロック⇒冷凍
- 横半分に切って果汁を絞ってジップロック⇒冷凍
- 種は手持ちのポン酢や醤油にとりあえずドボン
- 皮も果汁も種もなくなった残骸は排水口ネットにいれて入浴時に🎵
ゆず手作り調味料で大量消費!ここから生まれるレシピは無限大
ゆず皮レシピ
冷凍ゆず皮でいつでも作れる!とりあえず剥いて大量冷凍も◎
- 冷凍ゆず皮:剥いた皮を冷凍
- ゆずはちみつ
- ゆずピール
- お料理のトッピングに:千切りにしてトッピングに
- パウンドケーキに:細かく刻んで生地にまぜて
- 【皮大量消費】柑橘薬膳酒に:三常農園Instagramのこちらのポストにてご紹介しています!
ゆずはちみつやゆずピールを作る時には、数回煮立てて吹きこぼし作業してくださいね!かなり苦くなります(汗)
ゆずの種レシピ
ゆずの種も即処理!香り付けで投入か洗って干すか!
- 【種大量消費】化粧水:洗って干して熱湯消毒⇒乾かして日本酒にIN!
- ゆず醤油:手持ちのポン酢や醤油に種をIN!ゆずの良い香りがつけられます。
ゆずエッセンスは、必ず熱湯消毒した容器に入れてくださいね。冷蔵庫で1ヶ月~3ヶ月寝かせて液がとろんとしてきたらできあがりです。使用中も冷蔵庫で保管すると安心です。
ゆずの残骸の使い道
- 【残骸大量消費】排水口ネットに入れて入浴剤代わりに
皮に含まれる「リモネン」という成分が原因で、ゆず湯でピリピリした経験のある方も多いと思います。
しかし!皮を剥いだ後のゆずではそのようなトラブルはありません🎵それでいて、良い香りは健在。是非試してみてくださいね。
また発見がありましたら、どんどん追加していきます🎵
果汁長期保存でそのまんま調味料に
ゆず果汁を冷凍にしておけば、カビが生えたり傷んだりしてゆずをダメにすることはないので安心ですね。
ゆず果汁をジップロックに入れて薄く冷凍した場合は、パキパキ割って使えます。製氷皿に入れても◎
ゆず果汁をそのまま使えるお料理は沢山あるので、大量に冷凍したゆず果汁も、すぐになくなってしまいますよ。
大量消費というか、無駄にしない良き大量保存方法といえましょう。
冷凍ゆず果汁活用レシピ
冷凍柚子果汁を使っていつでも作れるお料理をまとめました。感覚としては、『レモンやお酢の代わりにゆずを使ってみよう!』
- 野菜のゆず甘酢漬け
- ゆず酢飯
- ゆずマリネ
- ゆずムニエル
- ゆず茶(ゆずはちみつ)
- ゆずドレッシング
- ゆずゼリー
- ゆず果汁炭酸割り
- 焼酎等お酒に投入
ゆずの品種いろいろ
ゆずにも様々な品種があります。
こちらは本柚子。我が家の前に20年以上育つ大木に実っていたものです。
茶色い傷はゆずの木の鋭いトゲのせい。
風で揺られた時などにトゲが当たって傷ついてしまうのです。
こちらは多田錦(右)と木酢(左)。木酢は立派なサイズ感に綺麗な明るい黄色。
多田錦は、花柚子くらいのかわいらしいサイズの方です。
どちらの木も当園では幼木のため、これから更に立派な実を付けてくれるかもしれません。
切ってみると、多田錦には種がありません!!皮も薄いので非常に絞りやすく、果汁と果肉が多く取れました🎵お料理には大変使いやすいですね。
この多田錦、栽培が難しくて全国的に生産量が少ないため、希少な柚子として知られています。
木酢は、本柚子のように大きな種が入っていますが、幻の柑橘とも呼ばれている品種。関東のスーパーでは今まで見かけたことがありませんね。
どちらもゆずですが、微妙に味が違う。しかし皮が薄い点では共通してます!
なかなか面白いですね。
どうせ育てんなら、希少かつ優秀な品種がおすすめだべ!!!
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます!
もし、ゆずが沢山手に入ったらまず調理・処理が鉄則!
大量消費も簡単!
この記事が、皆さんのゆずがいつも無駄なく有効活用できるきっかけになれれば幸いです🎵
ちにみに『じゃばら』ってご存知け?ゆずと同じ柑橘なんだけども、なんでもアレルギーに効果があるっつーんで園長植えたんだわ。ゆず・レモンの代わりにじゃばらもアリだべ!?良かったら、『花粉症やアトピー・アレルギー対策にじゃばら!?幻の果実ー栄養をまるっと摂取できるレシピ・食べ方とは?』も読んでみてくんちょ!