日立を愛する地元民による、地元の良い場所再発掘企画★今回は、日本一の滑り台や蛍と出会える自然いっぱいのオートキャンプ場などがある施設『きららの里』とおすすめの近隣施設、100年以上もの間日立のシンボルとしてそびえ立ち、かつては世界一の高さを誇った大煙突の秘密が分かる『日鉱記念館』、そしてその近辺に訪れたからには外せないご当地グルメをご紹介!
きららの里で日本一長い滑り台にトライ!
今回私達がきららの里を訪れたのはお盆明けの平日。お目当ては『日本一長い滑り台』ことワクワクスライダー!
その日本一の長さは、なんと全長1,188メートル!!
滑走部は山頂より877メートル!!!
4つの急カーブはスリル満点!
レバーで走行スピードを調節できるので、安心です。
平日だったからか、とても空いていました^^
一回滑ると必ず「もう一回やりたい~!」ってなるに決まっているので、潔く初めから3回分の回数券を購入しましょう。
※👉ご利用料金はこちら👉料金 – 奥日立きららの里 (kiraranosato.com)
滑り台は2022年現在40代の私が子どもの頃に出来上がったものですが、その面白さは今も昔も変わらず。緑と広い空あふれる絶景の中を風を切って滑る。
何度やっても爽快です♪
自分の子供達と二人乗りして遊ぶ時が来るとは、当時は想像もしていませんでした。感慨深いですね。
画像出典:きららの里公式ホームページ
小2息子は、ケラケラ笑いながら「ママ飛ばし過ぎ!!」とブレーキばかり…(笑)
二人乗りもおススメです♪
→滑走動画はきららの里公式Youtube動画(後半部分)をご参照ください(滑走中の動画撮影は禁止されています><)
ところで、日本一の滑り台以外にも楽しいことできんのけ?滑り台ばっかもできねーべー。
きららの里の魅力とおすすめの近隣施設
きららの里は、日本一の滑り台があることで有名ですが、それ以外にも、東京ドーム10個分の広大な敷地に、ふれあい牧場、アスレチック広場、スポーツ広場、お花を楽しめるガーデンゾーン、そしてオートキャンプ場やケビン等の宿泊施設などがあります。
奥日立きららの里の魅力
- 入場料が安いので気軽に行ける
- レジャーシートやお弁当を忘れても、それをカバーできる場所と施設が園内にある
- 季節に応じて自然や生き物に触れる魅力的なイベントがある
- 様々な自然体験型の遊びを楽しめる
- トイレ等の設備が綺麗
- 安価で綺麗、気軽なキャンプが実現できる
- 近隣にも魅力的なスポットが盛り沢山
この日は、お弁当を持って朝一に入場し、滑り台→アスレチック→牧場と楽しみ、ベンチでお昼ご飯を食して日鉱博物館へ向かいました(同ページ『日鉱記念館で日立の歴史に触れ・自然と産業の共存を考える』をご参照ください)。
他の近隣施設としては、大人も子供も神峰動物園がおすすめです。日立港を一望できる最高の眺めを楽しみながら、動物たちと間近に触れ合えるあたたかく何度言っても飽きない動物園です。また、子供向け遊園地も併設してあり、丸一日楽しめますよ。是非一度足を運んでいただきたいです^^
あるいは、日立の海。砂浜と断崖絶壁が共存した独特な雰囲気が楽しめます。個人的には、映画『ある街の高い煙突』のロケ地にもなったヒカリモ公園や、日立市と高萩市の県境付近にある高戸小浜海岸(三常農園Youtube動画を再生)がおすすめです。
夏は海水浴も盛り込み、きららの里のキャンプと組み合わせたら完璧ですね!
個人的にねらい目なのは、6月~7月の蛍の時期。きららの里には、『ほたるの里』という蛍観賞スポットがあります。クラブの方々が、水路を手作業で整備し、ホタルの餌となるカワニナが生育しやすい環境を整えてくれているそうです。
蛍の飛び交う夜景は、とても幻想的です。まだ体験されてない方には是非是非おすすめしたいです。
→我孫子谷津ミュージアムでの蛍体験の様子はこちら(三常農園Youtube動画を再生します)
滑り台楽しんでキャンプして、その夜は蛍を見て、翌日は海遊び?動物園?最高だっぺよ!
← なんと!!!ふるさと納税で奥日立きららの里ケビン宿泊券を入手できるので、是非お得に利用してみてくださいね!
日鉱記念館で日立の歴史に触れ・自然と産業の共存を考える
今回のプランは、動物園でも海でもなく、「日鉱記念館」。じいじの「孫達を連れていきたい!」というアツい要望のもと決行し、初めは子供達が持つか不安を抱きつつ入館。
案の定、小2息子が次々と進んでしまうため資料をじっくりと見る時間はできませんでしたが…。
しかしそれでも、サッと一通り一緒に周るだけで、「昔の人たちの絶え間ない苦悩と努力のおかげで今この地の生活がある」ということを理解するには十分。
それに、要所要所で興味を引く箇所があったようです。小6娘に至っては、興味深く資料を読んでいました。
小学生の子供達にはまだ早いかと思いましたが、結果的にとても良い時間を過ごせたのでした。…はじめから「どうせ」と決めつけてはいけませんね><;
日立の人々は、江戸時代前期より赤沢銅山(現日立鉱山)採掘の副産物である鉱毒水による農作物被害(鉱害問題)にひどく苦しめられてきました。日立鉱山として開業後には、当時採用されていた「焼鉱吹」という製錬方法の過程で発生する亜硫酸ガスにより、鉱山周辺の農地や山林に甚大な被害を及ぼし、農作物は枯れ、野山ははげ山に。そして、多くの住民が結核を患ってしまったそうです。生計を立てられなくなった農家が、一家心中を計ることも。
なんだっぺ!そんなに苦しんでたのけ!(涙)
度重なる煙害対策も失敗に終わり、最後の望みとして断行され、幸運にも成功を遂げたのがあの大煙突でした。
日立の大煙突とは
- 亜硫酸ガスを高い位置から放出 → 煙害をなくした
- 高さは当時規格外!世界一の155.7m
- 足場には丸太が用いられ、完全手作業
- 丸太30000本、作業員36840人
- 着工後強風で一度倒壊したのに1年で完成&稼働
この大煙突を巡るドラマの一部始終は、『ある町の高い煙突』という小説、あるいはそれを基にして制作された映画にて詳細に描写されています。
私たちは帰り際に映画を購入し、子供達含め皆で鑑賞しました。
👦煙で気も野菜も枯れちゃうの?
👦この人たちが大煙突作ったの?
小6娘に至っては、涙を浮かべながら見入っていました。
私も初めて観ましたが、もっと多くの方々に観てほしいと思える素晴らしい映画でした。今更ながら、全国の約80館のみならず、もっと大規模に上映してほしかったです(涙)
同年、ちょうど新型コロナウィルスが蔓延ししたことも影響してるんだべか(涙)
自分が育ったこの土地が、先人のたゆまぬ努力と涙の結晶であることを知り、より深い愛情が芽生えましたね。今日、この日があることにも感謝です。
発展の陰にある負の副産物。現代社会にも大いにあります。今の子供達も、先人に感謝できる様な未来となりますように。私たちが頑張らなければなりませんね。
大煙突を訪れ、映画を観てからは、大煙突を目にする度に感謝の念と併せて、あらゆる感情が駆け巡ります。
日立の有名酒蔵:森嶋酒造(株)
人気過ぎて地元の酒屋さんでは買えず、ネット通販もしくは酒蔵まで直接買いに行かないと入手できない森嶋酒造の日本酒。皆さんもう試されましたか?
日立に来られた際には、是非酒蔵まで足を運んでみてくださいね。車であれば、きららの里、日鉱記念館、ヒカリモ公園からそう離れた場所ではありませんので!
まとめ
いかがでしたか?
日立は、海も山も川も揃った自然豊かな場所。その自然を守るために、壮絶なドラマがあった場所。
この記事が、誰かの「日立に行ってみたい♪」という好奇心を掻き立てられたら、とても嬉しく思います。