せっかくお店で可愛い寄せ植えを作ってもらったのに…ワンシーズンも持たずに飾れない状態に・・・涙
なんて経験ありませんか?
…思い返してみてください。
時期はいつ!?何が植えてあって、どこに置いてた!?どんな管理をしてた!?
…これらの要因が、すべて寄せ植えの寿命に大きく関わります。
もうすぐ梅雨。
実は、梅雨の時期は寄せ植えにあまり適さないとも言われていますが、大丈夫!
この記事では、寄せ植えを長持ちさせるための梅雨対策や、梅雨を乗り越えていける寄せ植え作りについて解説したいと思います。
梅雨時期の寄せ植えの悩み、この記事ですべて解決いたします♪
寄せ植えは適期に作るとより長持ち?
寄せ植えに適期なんてあんのけ!?いつでもいいんでねぇの?
作りたいときに作ることはできます。
ただ、長く楽しめる寄せ植えを購入したり作ったりするためには、時期を選んだ方が良いということ。
せっかく気に入って購入した or 手間暇かけて作った寄せ植えです。
できるだけ長く楽しみたいですよね?
長い間楽しめる丈夫な寄せ植えを手にするには、以下の時期がおススメです。
寄せ植えベストシーズン
- 4月、5月の春✨
- 10月、11月の秋🍂
種類にもよりますが、梅雨~夏の「高温多湿」や真冬の「霜」は、多くの植物にとって弱点となります。
こういった時期に寄せ植えを作ると、しっかりと鉢に馴染みきれないうちに外部の環境に適応できず弱ってしまうリスクがどうしても高くなります。
このようなことを念頭に置くとやはり、寄せ植えを購入したり作ったりする時期も同じくベストシーズンが良いですね。
夏や冬に寄せ植えを購入する際には、既成の寄せ植えが夏越し冬越しが可能な内容か、またはご自分で必要な管理が可能かしっかりと確認する必要があるでしょう。
購入すんなら、オラはいつも花うるるさん。作りが丁寧で美しい!管理さえしっかりすればホント長持ちすっかんね。
長持ちする寄せ植え管理方法:梅雨Ver.
梅雨の蒸れは寄せ植えの宿敵!
さらに高温となると、地中の水分の温度が急上昇し、植物の根っこを容赦なく攻撃します。
観察をマメにして、危険な梅雨を乗り切りましょう🙌🏻
まずはお手持ちの寄せ植えを長持ちさせるための梅雨対策をご紹介しますね。
梅雨時の寄せ植え管理注意点
- 鉢の下にレンガ等を敷いて鉢底穴に空気を通す
- 風通しと水はけを改善します。
- 傷んだ葉や花がらはこまめに取り除く(普段以上に)
- 傷んだ葉や花がらを放置しておくと、害虫やカビ、病気の発生源になります。梅雨の間は腐りやすいので特に気を付けた方が良いです。また、当然見た目も悪いです。更に、花がらをそのままにしておくと実をつけることにパワーを使ってしまい、株全体の元気がなくなり花が小さくなったり咲かなくなったりしてしまいます。
- 雨の日が続く時には軒下や木陰へ移動する
- 過湿対策です。土中の水はけが悪くなり過湿状態が長く続くと、植物の根腐れの原因となります。可能な場合は、できるだけ軒下へ移動させましょう。また、花や葉が濡れた状態が続くと、傷んでしまうことあります。
- 適宜透かし剪定を施し、風通しと日当たりを良くする
- 蒸れ対策です。植物も成長と共に大きくなっていきます。そうすると、どうしても鉢植え上が密になってきてしまいます。透かす様に適宜余分な枝を間引き剪定し、株元まで日が当たる様にしてあげましょう
- ヒョロヒョロ伸びてきたら、切り戻して形を整える(液肥もあげると◎)
- 生育条件が悪化し、株に元気がなくなると、全体ではなく所々元気なさげにひょろひょろ~っと伸びたりします。そういう時は、思い切って切り戻してあげてください。切ったところからわき目が出て、だんだん形が整っていきますよ。新しい芽を出すのにパワーも要るので、液肥もあげると尚◎です🎵
- 土が湿っている時には水はあげない
- 梅雨シーズンは、ただでさえ土中の水分量が多くなります。土の表面が乾いていないときや雨を浴びる予定のある日はお水はあげなくて大丈夫です。
- 暑い日は、涼しい朝晩に水をあげること
- 暑い日差しと気温は、お日様好きの植物でさえも体力を消費します。お疲れのところ急に大量の水をあげると、びっくりしてしまうのでやめましょう。涼しい朝に「今日も綺麗に咲いてね」、涼しい夕方に「今日もありがとう」ってお水をあげてくださいね。同じく土が乾いていて雨の予定がない場合のお話です。
- 鉢皿は使用しない
- 気づいたら鉢皿に水があふれそうなほどたまっていることが数日間・・・。こんなことでは水なんてはけません(涙)根腐れを起こしてしまうので、梅雨シーズンは即廃止しましょう!
- 泥はねに注意
- 激しい雨で下の方の葉が泥んこになりがちです。葉が呼吸しにくくなるので、なるべくお水で落としてあげましょう。バークチップなどを敷いてマルチングおいてあげると事前に対策が可能です。
梅雨の間、植物は弱ってしまいがちです。
弱ってしまいがちな環境だからこそ、病気になりやすい。
病気にかかると、もともと克服するパワーもないので枯れてしまいやすいのです。
だからこそ、梅雨の時期は普段以上にマメなお手入れと観察を意識するようにしましょう!
打倒!寄せ植えを狙う梅雨の害虫
ちなみに、梅雨の時期はナメクジなどの害虫が非常~につきやすいです。
真夏も元気に咲くペチュニアが主役の寄せ植えなんて春~夏の寄せ植えに大人気ですが、なんとナメクジの大好物です・・・。
お花に虫食いを発見したらヤツの仕業でしょう。
ヤツ等は花、葉だけでなく根っこも食い荒らします。
放置していると寄せ植えがナメクジだらけになりホラー以外のなんでもありません・・・。
ナメクジ予防/撃退グッズも準備しておくと便利です。
また、花がらや枯れ葉を取り除く際に、ナメクジにヒットしてしまうこともありますので、必ず手袋をはめて作業してくださいね・・・。
梅雨時期、おたくの花壇からよく悲鳴が聞こえんだげど、ちゃんと手袋してんのけ?
・・・・たまに面倒臭がって素手でお手入れして悲鳴上げているのはワタシです・・・(汗
梅雨上等!長持ちする寄せ植えの作り方
手持ちの寄せ植えを長持ちさせる方法はもう完璧ですね!
では、自分で作って事前対策込みの「梅雨越し当然!長く楽しめる寄せ植え」を作ってしまいましょう。
自分で寄せ植えを作る際のポイントをご紹介しますね。
梅雨越し当然!長く楽しめる寄せ植え作りのポイント
- 土選び
- 水はけ良く、かつ梅雨越し後の保水性もある程度考慮した土づくりをする。
- 適した植物選び
- 置く場所はどんな場所か?置き場所に適切な似た特性のもの同士を選ぶ。過度に乾燥を好み過湿を嫌うものを避ける。
- 適切な植え方
- 植物の成長も念頭に置き、間隔を開けて植えて密による蒸れ予防
- 鉢選び
- 通気性、透水性に優れたテラコッタ(素焼き鉢)を使用
- マルチング
- 雨が降った時の泥はねを予防
- 鉢底ネットをしっかり使う
- 基本ですが、用土の流出以外にも害虫予防にとても効果があります
水はけ良く保水性もある土とは?
基本用土は赤玉土:腐葉土=7:3。ほとんどの植物に対応できるベースです。
このベースの一部を改良&調整用の土 ― パーライト、バーミキュライトに置き換えます。
例)赤玉土:腐葉土:バーミキュライト:パーライト=6:3:0.5:0.5
マグァンプKなどの元肥用緩効性肥料も忘れずに混ぜ込みましょう。
改良&調整用土の種類と性質
- バーミキュライト
- 清潔で保水性、通気性◎。高熱で蛭石(ひるいし)を加熱したものに水をかけて膨らませたもの。
- パーライト
- 清潔で軽く、通気性、排水性◎。高温、高圧で真珠石を焼成したもの。
寄せ植えに適した植物選びとは?
鉢植えの置き場所はどんな場所ですか?
日当たりの良い場所ですか?日陰ですか?半日陰ですか?
置き場所の環境に合わせて、その環境を好む植物同士を選びましょう。
植物の環境解説
- 日当たり
- 午前中一杯~1日中日に当たる場所
- 半日陰
- 1日に3~4時間日が当たる or 木漏れ日が入る場所
- 明るい日陰
- 直射日光はあたらないが、明るい場所
- 日陰
- 1日中日が当たらない場所/葉の多い木陰など(木漏れ日少)
誰かが元気で誰かが弱ってしまう・・・そんな寄せ植えにしないように、まずは植物の特性を良く知ることが大切ですね。
オラは畑の近くの森が好みだぁ~。
梅雨の時期に適切な鉢とは?
駄温鉢や樹脂製の鉢に比べ、テラコッタ(素焼き鉢)は通気性、透水性が非常に優れています。他にも木製コンテナも通気性が良いですが、腐ってしまったりと耐久性があまりないため、ベストとは言えないでしょう。
寄せ植えにマルチングしよう!
マルチングは、泥はね予防に効果的なだけでなく、見た目もとってもおしゃれで可愛いです。
是非自分好みのマルチングをしてみましょう♪
バークチップはMサイズが万能です。
まとめ
いかがでしたか?
適切な選択と、適切な管理さえしていれば、梅雨越しできる可能性は一気にUPします!
梅雨だから・・・とあきらめることなく、梅雨を乗り越えられるようにできることをチャレンジしていきましょう♪
そのためには、自宅の環境、鉢や土、そして植物の性質をまずは良く知ること。
ココが大きな鍵です!梅雨もガーデニングを楽しんでいきましょう🎵
「寄せ植えを梅雨越しさせる管理方法は?ー長持ちする寄せ植えの作り方もご紹介!」への4件のフィードバック
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