購入いちじくと自家栽培樹上完熟いちじくを徹底比較!そして、「もう収穫してくれないとダメになっちゃうよ~!」と言わんばかりに垂れ下がって見事に樹上完熟した状態の優秀いちじく3品種を徹底比較してみました!寒さが増し、いちじくの肥大化が止まり、十分に大きくなる前に完熟を迎え…幹に垂れ下がった秋果終盤絶品いちじくをご紹介。
やっぱ樹上完熟のいちじくは極上だっぺよ!どれもウマくて比較すんのが難しすぎっぺ~。
樹上完熟したいちじくは買えない現実
「樹上完熟」とは、果実が樹になっている状態で完全に熟れること。極限まで樹上完熟したいちじくの果実は、市場にはなかなか出回りません。
なぜなら、樹上完熟したいちじくの実は、あまり見た目が良くないからです。少し触っただけで皮は傷つき、内部からあふれた蜜で果実は水分を帯び、一歩間違えると傷んでいるようにも見えかねない。
そんな果実が売り場で長持ちするわけがないですもんね。
しかも秋果終盤で寒さが影響してか、特にバナーネの見た目が目に見えて悪い!イスラエルも途中で成長が止まり小ぶり。しかーし!!後でお伝えしますが、なぜか格別に甘かったのよ・・・✨
そんな完熟いちじくですので、ネット販売は更にリスクがあります。
まず、先述の様な理由により果実の見た目でお客様に誤解を与えかねない。そして、輸送中に揺すられて傷んでしまったり、輸送環境によっては急速に腐ってしまう可能性も。
いちじくの様に皮の薄い果実は特に注意が必要なのです。
それを加味すると、例え直売所であったとしても、販売するにはどんなに頑張っても完熟一歩手前の状態で収穫せざるを得ないのです。
厳密にいえば広告の「完熟」は「完熟一歩手前」・・・かな?
んだら樹上完熟のいちじくを食べるには、自分で育てるしかねーってことだっぺ?
実際にいちじくをスーパーや直売所で購入してみました。
それらは、樹上完熟したいちじくを食べたことがない人だったら「これがいちじくの完熟なんだなぁ」と、疑問を抱かないくらい柔らかくジューシーでした!
どれも美味しかったです✨しかし、樹上完熟のいちじくと比べると、柔らかさと甘さが今一歩。
じゃあ追熟するか?
いえ、いちじくは収穫後鮮度がどんどん落ちていく果実であるため、追熟ができないのです。
つまり、樹上完熟したいちじくを食べられるのは、ほぼ栽培者の特権ということになりますね💦
こちらは樹上完熟したいちじく(バナーネ)です。一見傷んでる?ってぐらいじゅくじゅくしていますよね。柔らかさ、そして果実から溢れる蜜が画像から伝わりますでしょうか?
これぐらいが絶品なんです✨
【樹上完熟徹底比較】イスラエル/バナーネ/久留米ばさろ
当園ブログの食べ比べレポートもこれで3回目。今まで10種以上のいちじくを食べ比べしてきましたが、その中でも我が家で高評価を得ている3品種がなんと同じタイミングで樹上完熟!!
早速嘘偽りのない率直な感想を述べてくれる子供審査員の舌を借りて検証してみることといたしました🎵
うぅ~ん!!
どれも唸るほど美味しい。甘い。
小6娘、ジョブチューン審査員有名シェフ張り試食シーンw
少しずつ時間をかけて味わいます。
小2息子はいちじくが苦手でして、生ハムを試食👼
出ました!
🥇バナーネ
🥈イスラエル
🥉久留米ばさろ
ジューシーNO.1 は間違いなく久留米ばさろ。しかし、甘さがダントツなのはバナーネとイスラエル。イスラエルにはいちじく特有の香りが少ないかな?
いちじく好き小6審査員の出した結論はNO.1 バナーネ!
因みに、ワタシもバナーネでした。
今回改めて感じたのは、たとえ優秀品種であっても食べ頃を大間違いしてしまうと美味しくない、タイミングが大事!ということ。
なぜなら、バナーネが少し未熟な状態で食べ比べをしてしまい、↓のような感想をもったこともあったからです。
今回のバナーネは格別に美味しかった。何か糖分が凝縮されたような甘さがありましたね。
秋にも樹上完熟したバナーネを食べましたが、それよりも確実に糖度がアップしていました。
いちじくは、熟す時期・環境によっても味が変わるんですねぇ。
そういえば余談ですが、植えた場所によってバナーネの果実の色に違いが出ました。
いちじく、奥深しw
因みに、何をどのタイミングで食べても、園長はイスラエル推し。大のいちじく好き93歳曾祖母は頑として久留米ばさろ。
私も、お気に入りのビオレソリエスやダルマティとまた比べたかった!!
でも、今回のバナーネに勝てたかは正直わかりません!!!そのくらい美味でした><
・・・つまり、樹上完熟したいちじくって、どれも美味しいんですよ。
ここまでくっと、やっぱ好みの問題だべー。いちじくは数百種あるって言われてっから、『一番美味しいいちじくを食べたーい!』とお考えの方は是非いちじくの選び方『いちじく果実を購入したいかた』をチェケラーしてくんにゃ。なんせ種類が多いからよ。選ぶ時に大切なポイントを抑えるのは非常~に大事だべ。
← こちらは JA ほたるの里の『プレミアムいちじく とよみつひめ』。私はまだ口にしていないのですが、とても評判の良いいちじくです。生の果実は、ふるさと納税でゲットできる様です!
樹上完熟いちじくを自宅で実現!?
いちじくは追熟ができず、収穫後は鮮度が落ちていくのみ。木になっている状態でのみ美味しく熟していきます。
完熟の状態では日持ちが厳しいいちじくですから、厳密にいうと、正真正銘の樹上完熟いちじくは購入できないという現実。
以下の記事でもご紹介しておりますが、いちじくはカミキリムシにさえ用心すれば比較的育てやすい樹木です(カミキリムシの対処法について詳しくは、『【無農薬いちじくの家庭菜園】農薬なしで無花果苗木どう守る?天敵カミキリムシとのバトル』をご参照ください)。雄木、雌木と二本用意することもなく、一本で結実するので手軽にチャレンジできます。
いちじくを自家栽培してみたい!という方は、いちじくの選び方『いちじくを自家栽培したいかた(苗木)』をチェケラーしっぺ。
つまり、樹上完熟したいちじくを味わいたい方には家庭菜園(自家栽培)がうってつけというわけです!
農園にある厳選品種の中から、特に美味しい優秀品種をかいつまんで以下にご紹介いたします(美味しさ重視)。いちじくの品種選定の際、少しでも参考になれば幸いです!
※ シンボルツリーとしての見た目や、鉢植えでコンパクトに栽培をお考えの方は、『シンボルツリーにおススメ果樹3選_ランキング:美味しい・おしゃれ・手入れが楽3拍子揃った理想果樹とは?』をご参照ください。
美味しいいちじくおススメ品種
白いちじく:バナーネ(ロングドゥート)
白いちじく:イスラエル(ドリーミースウィート)
久留米ばさろ
ダルマティ
黒いちじく:ビオレソリエス
まとめ
いちじくは、しっかり管理すれば鉢植えでも結実が可能な果樹です。庭植えであればもっと楽!
いちじくがお好きな方は是非、いちじくを最も美味しく食べられる樹上完熟のタイミングで収穫して、楽しんでいただきたいです!いちじくの本当の美味しさを体感できますよ。
一品種と言わず数品種育てて、こうやって食べ比べしても楽しいですね^^
きっと、いちじくが皆様の日常に更に彩りを加えてくれることでしょう!
「いちじくは樹上完熟がベスト!完熟いちじく食べ比べ:秋果終盤バナーネ・久留米ばさろ・イスラエル」への1件のフィードバック
コメントは受け付けていません。