9月10月秋前半ー残暑が厳しい日もあるけれど、美しい秋の空や時折感じる秋の風に夏の終わりと秋の到来を感じられていることでしょう。9月10月秋前半は、多くの植物達にとっても活動期。猛暑で疲れた植物達が再び元気を取り戻す時です。この時期の庭仕事や花壇のお手入れをしっかりと抑えて、秋のガーデニングシーズンを倍楽しんでいきましょう!
庭仕事1 植物達の観察作業
夏の暑さと乾燥で枯れてしまった植物はありませんか?
枯れた植物を放置していると、見た目はもちろん悪くなりますし、害虫を呼び寄せることになりかねません。燃えるゴミの日の朝等に張り切って処分して行きましょう。
枯れてはいないけど、瀕死の植物はありませんか?
植物の根元を見てみてください。枯れ葉が沢山ぶら下がっていませんか?
害虫を呼び寄せたり、病気の原因となったりするリスクが高くなるため、取り除いておきましょう。
病気や害虫に侵されていませんか?
筆者はこの時期、レモンの木をほぼ毎日点検しています。
油断していると、アゲハ蝶の幼虫が葉を全て食い散らかしてしまうからです。
夏の暑さから解放され、植物だけでなく多くの虫たちにとっても過ごしやすい季節になります。
植物の健康観察をしっかり行いましょう。
定期的な観察を行っていれば、害虫の早期駆除・病気の早期発見⇒治療につながり、手遅れになることを防くことができます。
庭仕事2 株分け作業
株分けは休眠期におこなうのが基本。株分けできそうな多年草植物がありましたら、秋がチャンス!
筆者は5年間地植えで放置だったキボウシを、ちょうど3つに株分けしたところです♪
多年草は年数を重ねると根元が混み合ってきたり、花つきが悪くなってきたりします。
植えてから2~3年経った株は、株分けすることでリフレッシュ効果が望めるので、是非積極的に行っていきましょう。株分けついでに古い根や腐っている部分を取り除いておくと更に◎。
秋の株分けが適している植物を以下にリストアップしてみましたので、ご自宅にあるものがないか確認してみてくださいね。
秋の株分け
- ガザニア
- 10月に実施。株元が土に埋まらないように気をつけて植え付ける(ガザニアの育て方のコツや注意事項、そしておススメの品種など詳細は『植えっぱなしOK!ガザニアの育て方コツと注意事項まとめーおすすめ品種3選』をご参照ください)。
- ギボウシ
- 2~3月でもOK。1株に3個以上芽がつくよう切り分る。
- アジュガ
- 3月~6月でもOK。伸ばしたランナーの先に子株ができるので、切り離して株分けを行う。
- スズラン
- 10~11月(3月でもOK)に実施。地下茎に付いた子株を切り分けて増やします。
- クリスマスローズ
- 10~11月(3~4月でもOK)に実施。茎が3〜5本程度残るように切り分ける。
- アガパンサス
- 10月(3月でもOK)に実施。少なくとも5つは芽が残るように、根を分ける。深めに植え付ける。
ガザニアの株分けは、夏の暑さでやられて回復途上だったのでやめておきました^^;
\ キボウシは冬、地上部が枯れますが、毎年夏の花壇を鮮やかにしてくれます!/
\ 常緑・強健・可愛い花ーアジュガは優秀グラウンドカバー!/
アジュガは根元から分け、根っこ部分を分割して分けることができるのでとても便利です。
庭仕事3 植え替え準備作業
宿根草などの草花は9月~10月、常緑樹は10月が植え替え適期と言われています。
根詰まりしてしまいそうな鉢植えのサイズアップや地植え作業に、または、単純に場所替えしたい植物の植え替えにも◎。
植え替えは基本植物の負担が少ない休眠期に。落葉樹は11月~12月とちょっと寒くなってからっつーのがポイントだべな。
筆者はこの秋、常緑樹であるユッカ(青年の木)を鉢植えから地植えにしました(植え替え適期5月~10月)^^
鉢が小さくなって年中乾き気味&元気がなくなってしまったユッカ。
地植えにして元気を取り戻しますように。
\ おススメのシンボルツリー(果樹)のご紹介はコチラ /
庭仕事4 肥料を与える
9月、10月に肥料をあげるタイミングの植物がお庭にありませんか??
肥料は、主に「お礼肥」と「寒肥」があります。
- お礼肥
- 花後や収穫後などに与える肥料
- 寒肥
- 12月〜2月が休眠期の植物に与える肥料で、春の成長を促して株を充実させ、1年間の成長を支える肥料
寒肥はまだなので、ちょうどお花や収穫が終わった植物に肥料を与えてあげましょう。
筆者は、9月にブラックベリー、ブルーベリーのお礼肥と、レモンの実肥(実を育てるための追肥)を施しました。
植え替えや株分けしたばかりの植物に肥料はあげちゃだめだかんね。
育てている植物が多くなればなるほど、肥料を与える時期のミスやヌケが発生しやすくなります。表にまとめておくとヌケがなく良いかもしれません^^
庭仕事5 庭木のお手入れ(軽剪定)
9月、10月は落葉樹・常緑樹共に軽剪定に適した時期です。
軽剪定とは、樹形を大きく変えることなく風通しや日当たりを良くするために行う剪定のことです。
思い切った剪定(強剪定)は時期を間違えると木の命にかかわることもあるので、適期を調べてから慎重かつ丁寧に行いましょう。
庭仕事6 秋植え球根植え込み作業
既存の植物達が整ったら、新しい仲間を向え入れるのも良いですね♪
春の為に仕込むもよし、秋を楽しむべく今を彩るもよし。
まずは来年華やかな春を迎えるべく、秋植え球根の仕込みは鉄板!これをしておくだけで春の花壇が素晴らしく鮮やかで、新年度を気持ちよくスタートすることができますよ^^
秋植え球根と言えばチューリップですが、品種はそろえた方が豪華に揃い咲きます。品種がバラバラだと、せっかく色をコーディネートしたはずが咲く時期に微妙な時間差ができることも・・・。
\ そして、チューリップは、「多すぎる?」というくらい植えた方がとても華やか!/
\ ムスカリは放ったらかしで毎年咲いてくれるので最高の球根!/
庭仕事7 秋の彩り迎え入れ作業
秋の今を彩る植物といえば…ヒューケラ!!
※こちらの画像は、ヒューケラの花が咲く6月の様子です^^
花の時期は6月~7月ですが、その葉だけでカラーバリエーションが豊富で観賞価値があるヒューケラは、お庭をより華やかに演出してくれるので、とてもおススメです。
耐陰性もあるためシェードガーデンにも活用できる上、常緑で次に迎える冬の寒さにも強いので、花の少ない冬の花壇の貴重な色どりとなります。非常に長く楽しむことができる優秀なカラーリーフプランツと言えるでしょう。
しかし、夏の暑さと蒸れに弱い面もあります。水はけの良い日陰~半日陰に植えこみましょう。
\ おすすめは断然PWヒューケラドルチェシリーズ!/
中でも全9種類1つずつのまとめ買いは、花壇やお庭にレイアウトしやすくてとってもナイスだべ!
庭仕事8 収穫作業
庭木にオリーブを植えている方、今多くいらっしゃいますよね。我が家もそのうちの一人です^^
オリーブの収穫期は9月~2月。
青~少し赤みがかった実を収穫する場合はちょうど9月、10月が収穫期となります。
オリーブは塩漬けにしたり日本酒に漬けたりして渋を抜いて加工食品として楽しむことができます。使用用途に応じて収穫期を決めておきましょう。
オラは完熟の真っ黒なオリーブを収穫すっから冬だな。
他にも、9月はポポーやいちじく、10月はレモンをグリーンレモンのうちに収穫して、フレッシュな味わいを楽しむのも良いですね。
庭に実のなる木が多くなってくると、まさかの収穫漏れなんていう事態も起こり得るのです。我が家では、しっかり表にしてから収穫漏れがなくなりました!笑
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます!
暑くもなく寒くもなく・・・春と並んで、庭仕事がはかどるベスト・ガーデニングシーズンである9月10月。
また、9月にはお店が一気にハロウィン仕様になっていきます。併せてハロウィン雑貨でお庭を飾ってみても素敵かもしれませんね(ハロウィンガーデニング雑貨について詳しくは『厳選おすすめハロウィンガーデニング雑貨まとめ ーお庭をハロウィン仕様に!』をご参照ください!)
作業漏れなく寒い時期を迎えられる様、このチェックリストがお役立てられれば幸いです!