6月初旬に補植も兼ねた田んぼの草取りをお手伝いさせていただく機会に恵まれました。
メンバーは、小6娘と小2息子、小6娘の同級生、そして小1の妹ちゃん。
草取りのお手伝いは初めてで、分からないことだらけ。
田植え作業は既に完了しているし、結構あっさり終わってしまうのでは?とも思ったのですが・・・予想に反してその時期ならではのやりがいも、楽しさも、学びも盛り沢山。
もし、田んぼの草取りを手伝ってほしいなんて依頼があったら、是非是非進んで引き受けてみてくださいと言いたくなりました。お子さんと楽しい思い出ができること間違いなしです^^
この記事では、5月の田植え時とは少し違った初夏(今回は6月上旬)の田んぼの魅力を実体験に基づき3つに絞ってご紹介していきたいと思います。
※5月の田植え体験については、↓↓の記事をご参照ください!
水の張った田んぼの魅力
地域に寄りますが、田植えシーズンは関東では5月上旬。田植えの時には、苗が植えやすいように水は張っていません。
初夏の田んぼは既に水が張った状態。田植えを経験した方も、田植えの時とは異なる田んぼの景色を楽しむことができます。
周辺の景色や空の色、日の光が田んぼの水面に映ってとても美しいです。まだ稲の丈が短いこの時期ならでは。思わずカメラを向けて写真に収めたくなるような景色を目の前にすることができるでしょう。
美しい田んぼを眺めながら食べるおにぎりはそりゃぁ最高だっぺな!
田んぼで泥だらけになる意味
6月は5月より気温も上昇し、結構暑いです。
裸足で田んぼに入ると、柔らかく少しひんやりした水と泥で足が包まれ、とっても気持ち良いですよ。
子供達は田んぼの草取りが終わっても、脇の水路で泥だらけになってカエルを捕まえたり、泥団子を作ったり。もはや草取りに来たのか泥遊びに来たのか分からない状態に(笑)
でも、これで良いのです。
それは、泥を触ることには、田んぼの草取りという本来の目的以外にも、人間の心と身体の健康にとても良いメリットがあるからです。
実は、泥(土、砂含む)に触れる行為にはリラックス効果があり、通称「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンを分泌させます。
セロトニンには、精神状態を安定させたり脳や身体を元気にさせたりする働きもあり、日中のセロトニンの分泌は、その日の深い眠り(安眠)にもつながると科学的に証明されているのです。うつ病の予防や情緒の安定効果も期待できるそうですよ。
それを・・・
美しい景色に囲まれた気持ちの良い空気の中で
鳥やカエル、様々な生き物の声や自然の音を聴きながら行うのです。
身も心も気持ち良くなるはずですよね。
6月の田んぼにいる生き物達
6月初旬、関東平野の真ん中あたりの田んぼでは、以下の生き物に出会えましたよ^^
6月の田んぼにいる生き物達
- トウキョウダルマガエル
- 今や絶滅危惧種となっているカエルさんです。
- アマガエル
- 田んぼの中にも外にもぴょんぴょん飛び回っていました^^触った手で目をこすると危険です。しっかり手を洗いましょう。
- オタマジャクシ
- 水の中をよーく見てみてください!
- ヤゴ
- トンボの幼虫です。なんとオタマジャクシも餌にしてしまう肉食です。
- ザリガニ
- この日、赤ちゃんザリガニを捕まえて「エビー!」と言ったのは我が子です^^;
- カナヘビ
- 田んぼの脇の草むらがカサカサッとしたらカナヘビかもしれません。
- バッタ、ちょうちょ、とんぼなどの昆虫
- 田んぼだけでなく田んぼ脇も生き物の楽園です。
おお!オタマジャクシ、食べられちゃうよ~。
泥で良く見えないので、網ですくってちょっと観察。ごめんね、ヤゴさん。
「2.田んぼで泥だらけになる意味」では、田んぼ作業が人間にとって心にも身体にも良いとお伝えしましたが、田んぼにとってもまた、本来の目的「草取り」以外にも良い影響があります。
いくら草取りのためとはいえ、ちびーずが苗間走り回ってぐちゃぐちゃになんねーのけ?
田んぼに水を張ることの目的の一つとして、土に水で蓋をすることによって土の中を酸欠状態にし、雑草の発生を抑制する点があります。
しかしこうして草取りの折に人間が入って歩くことにより、泥に空気を含ませ、田んぼの泥に含まれる養分全体を活性化させることもまた、美味しいお米を育てるためにとてもありがたいことなのだそうです。
こういった細かい作業や人間の手が合間合間に入ることによって、最終的にお米の味に表れるのでしょう。
愛情いっぱい、手間暇かけて作られたものに美味しさを感じるのは、お米でもお野菜でも同じですね。
6月の田んぼを120%楽しむために
あっさり終わるかと思いきや、草取りに補植、田んぼの中の生き物観察など盛りだくさんだった田んぼ草取りのお手伝い。
これからチャンスがある方は、そのチャンスを子供達と120%楽しむためにも、準備を徹底することをお勧めいたします。
実体験に基づいて作成した「お田んぼ準備物チェックリスト」は↓のボタンをクリックするとダウンロードできますよ^^
準備物の詳細は、以下をご参照ください。
まとめ
いかがでしたか?
田植え逃した~~~!と悔やまれている方も、まだあきらめないでくださいね^^
是非、ネットや市報等でお住まいの地域の最新情報をゲットしてみてくださいね。
田んぼ以外にも、思わぬ素敵な体験に巡り合えるかもしれません。
「【初夏の田んぼ魅力3選】田植え体験後は是非草取りも!絶景の中、泥と生き物に癒されよう」への1件のフィードバック
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