英検・数検・漢検そして書写検定!…バンバン資格を取っている小学生を見て、スゴイと思いつつも「そんなに焦らずともうちはマイペースで~」と思っていませんか?きっと、その小学生のご両親は分かっていたのでしょう…現代の中学生がものすごく忙しいと言うことを…(´Д`;) こちら娘が中学生になったことを機に、高校受験について本格的にリサーチしはじめた英語講師教育ママのレポート2023_vol.2。
↓vol.1はコチラ
『小学生のうちはいっぺー遊んだほうがいがっぺよ~。あんま勉強勉強、資格資格ってかわいそうじゃねーの?正気け?』って思ったりもすっぺな?んでも実際、複雑みってーなの。*この記事は、【公立小中学校の現状、進学先は公立希望!】を前提に話してっから、私立だと話はまた別だかんね。ヨロシクね!
そもそも英検等は受験の何に役に立つのか?
どうしてみんなこぞってそんなに資格を取得したがるのか?それは、受験時の内申点に加点される場合があるからです。ここで注意しなくてはならないのが、必ず加点されるわけではないということ。
A高校は英検3級以上1点加点します~
B高校は英検3級以上2点加点します~
C高校は英検2級以上じゃないと加点しません~
D高校は英検ではなく数検で加点します~
E高校は資格は参考程度です~(加点は一切ありません)しかも「内申点の総合得点×0.5点」を評価します~
具体的に例を出してみるとこんな感じです。資格によって加点基準や点数は各自治体・各高校によって異なることがわかりますね。
加点されっかわかんねーなら別に無理して資格取らなくてもいいんだねーの?
たかが1点されど1点。当日問題を一問間違えた部を英検の加点で補えるかもしれない。同点のライバルを加点分で上回れるかもしれない。たとえたった1点でも無駄にはできませんよね。
それに、受験に役立つのはもちろんですが、合格するために努力をするとその分力も付きますし、経験値も上がります。一石二鳥です^^
英検受けるのも大変…中学生orz
つまり、英検・数検・漢検はないよりは絶対に持っていた方がいいに決まっている訳です。
んだら中学生から積極的に取って取って取りまくっぺよ!!!!
それが…大変なことに中学生はそれどころではないと分かりました….ガーン。
部活の朝練、午後練。塾に通うと決めた娘には+αで膨大な宿題の量(中一春から通塾を決意した娘の話は、『【中学生塾行く?行かない?】集団塾見学/体験徹底比較ー通塾経験・塾講師経験ありママの客観的考察』をご参照ください)。
そして、中学生には定期テストがございます…。
例えば、私の住む地域では年三回ある英検のうち二回は定期テストと丸被り。定期テストか英検かと言ったら、そりゃあ定期テストの勉強が大切に決まっています。それこそ受験で必要な内申点に必ず直結しますからね。
よって、英検を受けるとなれば第三回が好日程。ですがその第三回目の英検も部活や塾の模試など他の日程とバッティングしかねません。確実に受かるかも分からない&日程も都合が良い保証はないのに、年に一回しかチャンスがないなんて…大変(;´Д`)
英検・漢検の申し込み用紙が積極的に学校から配布され始めるのも中学生からなのに。
小学生の内にバシバシ資格を取得しているご家庭は、それを知っていたのかもしれませんね。小学生のうちに中学校生活に余裕とゆとりが生まれること間違いなし!!
英検等の資格は、あくまでも補助的なものってことなんだな。
定期テストは、内申点に直結する非常に大切なテスト。お住まいの地域では内申点がどのように算出されるか…中学校入学前に確認することをお勧めします。
なぜなら、1年生1学期の成績から早速内申点の計算に組み込まれる地域もあるからです。そして、該当する自治体の枠組みの中で、各高校独自の基準に基づきそれに0.5を掛けたり、あるいは、特定の教科に1.5を掛けたり(例えば音楽専科の高校であれば音楽の成績に1.5かける等)して評価する内申点を算出するわけです。内申点の受験に関わる度合いに誤差はあれど、必ず多かれ少なかれ受験に関わってくることは間違いありません。その五段階評価は、テストのみではなく普段の学習態度や提出物の質も深く関係しています。1年生のうちから日々気が抜けませんね。
受験は中一から・チェックポイント
- 英検・数検などはできれば小学生のうちに取得開始する
- お住まいの地域・目標の高校の内申点の算出方法を中学校入学前に調べておく
小学生おすすめのコツコツ英語学習【反省込】
ここで、我が家の実体験や反省をベースに『今からできる!コツコツ英語学習の取り組み』をご紹介したいと思います。
その前に、少し前置きを…
我が家は1歳の頃からディズニーの英語システムを取り入れていたにも関わらず、その広告塔となれるくらい200%有効利用されている素晴らしいアンバサダーの方々とは程遠い、【細~く長~くゆる~く、楽しく、でもちゃんと続けていたよ♪】のDWE会員。
…もちろん、英検など全く視野に入れていませんでした。
小学校6年生の9月に卒DWEを卒業したので、それからやっと「英検でも受けてみよう!」となり、初めて英検4級&5級をW受験(DWEの卒業式に関しては『【ディズニー英語システム】卒業式どうだった?より楽しむための準備は?卒業後はどうするの?』をご参照ください)。
「小学校のうちに英検を受けられて良かった♪」くらいに思っていたら、びっくりびっくり・・・
小学校6年生同学年の英会話スクール通い友人が、【何人も!とっくに!】3級や準2級を受けていたのです!うそーん
なんせ1歳からDWEやってきたからよ、安心しきってたっぺよ!・・・んだけど、よそはよそ。うぢはうぢだべ。平 常 心、平常心~~
リーディング・リスニングを中心に取り組んできた娘がここに来て若干苦戦しているのが特にライティングと文法です。
「DWEでリスニング・リーディングができるのでスペルはある程度想像できて、まぁまぁ書けたりして♪」
・・・なんて安易に考えていましたが、そんなことはありませんでした(-“-)
以前、イギリスにボランティア留学時に滞在していた老人介護施設に、若いガーデナーさん(イギリス人)が来ていたのですが、こんなことを話していたのを思い出しました。
「勉強をちゃんとしてこなかったから、話せるし、まあ読めるけど、ライティングができないんだ…」
【どの文字をどう発音するか】は分かっても、スペリングをしっかり覚えて書く練習をしていなければ、例えネイティブであっても、文字として正確にアウトプットできないということを改めて理解したのでした。
前置きが長くなりましたが・・・
まずは音読から。
毎日少しずつ、文字を指で追いながら。
発音が分からなかったら、音声を流して確認します。
皆さんビックリされるのですが、毎日少しずつでも続けていると、分かる単語が増えて行き、だんだん読める様になっていきます。
急激な成長が見られないので諦めてしまう人が多いのですが、これを習慣にすると、数年後に振り返った時に多くの英文が読めることにビックリされること間違いなし!
馴染みのあるお話の英語版(音声付き)などがあると、着手しやすいですね。
ライティングは、年齢に合ったワークの様なものを適宜入手し、こちらもやはり毎日少しずつ進めるのがポイント。
英語学習の成功の秘訣は、例え少しずつでも毎日。
とはいえ、【完全に独学!お母さん主導!】となると、続けるのが大変なのは確か。
週1回でも英会話スクール(オンライン含め)に通うと、専門の先生から助言をもらえたり、お友達に良い刺激をもらったり、年齢に合った教材を入手できたりと良い英語学習環境が構築できますよ。
週1習っても、上達するには自宅での学習が必須なのは同じですが、良い環境が構築できる分非常に有利です。
アダシも英語は教えられるのに、やっぱ教材選定が難しかったから早いうちにDWEに加入したという経緯があるだよ。
おすすめの英語専門塾
今筆者が注目しているのは、『スモールワールドオンライン英会話』。
こちらの英語専門塾は、生徒の約70%が小中高生。忙しい中高生に合わせて毎週○曜日!毎月○回!と決めらていないチケット予約制!
入会したからと言って毎月定額引き落とされることもないので、お子様のペースに合わせて柔軟に対応できます。
更に、アカウントを兄弟姉妹でシェアもできるので本当に便利!!これはかなりポイントが高いです。
足りない部分を補う、あるいは伸ばしたい部分を伸ばすために入会してもいがっぺな!例えば、英検対策。あるいは、学んだことのアウトプット特訓場として利用するのも◎。幅広いレッスンに対応できるハイレベルな講師が在籍しているのもスモールワールドの魅力だべな。
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英検を視野に入れた勉強の開始時期おすすめ
英検5級・4級は、ライティングができなくともリスニングとリーディングができればOK。
小学生のうちに取得して、【英語が得意!】と思わせられたらこっちのもんです♪
しかし3級は英作文が必須。
正しいつづりや英文法に則ってライティングできなければなりません(ライティングは計16点満点ですが、リーディング、ライティング同様550点満点で換算されます※2024年2月現在)。
下の子はお姉ちゃん時代の反省を活かし(お姉ちゃんごめんよ~涙)、3年生からリーディングやライティングの取り組み始めています。
お姉ちゃんの時には「こんな小さなうちから無理してもね。楽しめるか微妙だし~」と思っていたのですが、実際試してみるとすんなり。
丁度3年生でローマ字学習や教科化された英語の授業が始まったので、タイミング的にも良かったのかもしれません。
自宅での取り組みのお陰で、「学校の教科書が簡単に読める!」、「自分の名前がローマ字でスラスラ書ける!」と、モチベーションが急上昇したようで、自宅学習も積極的に行えるという好循環が生まれました。
今小学校で行っている英語教育とは?
昔と異なり、「今は小学校から英語を教育してくれるから助かる~!」と安心されていませんか?
個人的には、【安心は禁物】というのが率直な感想です。
小学校で教科化されたとはいえ、テストは選択式。
英作文やスピーチ・会話のテストもありますが、単語のつづり(スペル)含め【覚える】ことを強制されません。
更に、英語の教科書は基本【置き勉】で学期末しか見ない(皆さんの学校はいかがですか?)。
このような具合で卒業し、中学に入学した途端沢山の小学校の既習単語に加え、毎回新出単語を授かり、英文法を学習し、完璧を要求されるテストがなされるのです。
今中学校で行っている英語教育とは?
【中学で一から英語に触れる】というお子さんは、結構大変なのではないかと思います。
リスニング中心とはいえ英語に触れてきた我が家でさえも、スペルや文法に関しては一から。
勉強の仕方を定着させるまでに結構苦労しました💦
そして、やっと1学期が終わったと思ったら!
次々と新しい単語、熟語、助動詞、時制のルールまでもが追加され、更には動詞の活用形まで覚えなくてはいけなくなる。
中学英語は現在ハイスピードで進んでいる印象です。
これは、小学校にて英語を教科として学習しているから。
しかし現実は、小学校における英語の学習は【英語に親しむ】という印象のもの。英語を使う会話中心の授業が行われていますが、その定着まで至っていないという印象です。
因みに、娘はDWEでのコツコツ学習のお陰で学校英語の成績はいつも◎でしたが、実際の習得具合は↑このような感じでした。
小学校で英語が教科化したからこそ、ハイスピードになった中学英語。
このような実体験を踏まえて筆者は、中学英語にストレスなくついていくためには小学生のうちから英語の家庭学習を取り入れた方が良いという結論に至りました✨
「小学校から英語に触れられて、今の子は良いなぁ」と思っていましたが…
蓋開けてビックリ。むしろ今の子大変だわ。
まとめ
最後まで目を通していただき、ありがとうございます!
現在既に中学生でも大丈夫!「英語は毎日少しずつ」が鍵です。
一回一回は大したことなさ過ぎて「これで力になっているのかな?」と疑問に思うほどのことでも、振り返った時に大きな力になっていることに気付くでしょう。
体験を通して保証いたします。
一緒に頑張って行きましょう!(^^)!
自宅学習ができる様に、英検ネットドリル(旺文社)という便利なのもあるので、是非活用してみてくださいね。
ここでは英検・英語に特化して記述しましたが、数検・漢検・書写検定についても、取得する機会があるのであれば、また時間的に余裕がある小学生のうちに取得しておくことをお勧めします。
資格取得を積極サポートするような学習塾型学童に通っているなら、漢検・数検。
書写教室に通っているのなら、書写検定。
テスト慣れする良いチャンスにもなるかもしれません。
皆さんの学生生活が楽しく充実した実りあるものとなりますよう心よりお祈り申し上げます!