地植えすると後悔しやすい植物6選|実体験をもとに屋外で上手に楽しむ方法もご紹介

「庭を彩りたい」「手軽に育てたい」と思って植えた植物が、数年後には庭いっぱいに広がってしまった…。そんな経験はありませんか?

「うちは毎年剪定してるから大丈夫」と思った方も要注意。

実は、植物の中には他の植物の成長を邪魔したり、気根(付着根)が壁などに張り付いて汚れが取れなくなったり、地植えにすると強健すぎて管理が大変になるものがあります。

とはいえ、これらの植物が「植えてはいけない」というわけではありません。特徴を理解し、育てる場所や方法を工夫すれば、屋外でも十分に楽しむことができます。

今回は、筆者の実体験や、管理やご相談を通して「地植えする前に知っておいてほしい」と感じた植物をご紹介するとともに、後悔しないための育て方や屋外で上手に楽しむ方法もあわせてお伝えします。

地植えすると後悔しやすい植物7選

植物迷惑度理由楽しみ
ヘデラ(アイビー)★★★★★どこでも這い伸び、気根が家屋を汚す(しかも取れない)様々な葉色や斑入りの品種がかわいい
プミラ★★★★★どこでも這い伸び、気根が家屋を汚す(しかも取れない)様々な葉色や斑入りの品種がかわいい
ワイヤープランツ★★★★☆とにかく増える真ん丸の葉っぱが◎
最近は変わり品種も豊富
ツルニチニチソウ★★★★☆とにかく増えるハンギングの脇役で大活躍。丸い斑入りの葉が可愛い。
ヒメツルソバ★★★★★とにかく増えるハンギングの脇役に人気。シックな葉色とピンクのまん丸小花が◎
ミント★★★★★とにかく増え、地下茎で増える厄介さお料理・ドリンク・飾りに使えて実用的

1. ヘデラ(アイビー)★★★★★

ヘデラは丈夫で育てやすく、グランドカバーや寄せ植えにも人気の植物です。しかし、地植えにすると想像以上の生命力を発揮します。

特に注意したいのが、壁やフェンス、ブロック塀などに伸びる気根(付着根)。一度張り付くと、剥がした後も跡が残り、汚れが落ちにくくなってしまいます。

その上、つたった場所には枯れた葉や根を食べるために虫も寄ってくるので、窓から虫が侵入しやすくなります。

更に放っておくと、他の木や植物にも絡みつき、生育を妨げてしまうこともあります。

ヘデラを屋外で楽しむ方法

ヘデラは様々な葉色や斑入りの品種があり、花の様な美しさを楽しめる貴重な植物です。育て方を選べば、取り入れるとお庭が華やかに。常緑で冬も緑が鮮やかなのも◎。

  • 鉢植えで育てる
  • ハンギングバスケットで楽しむ
  • 地植えでもフェンス/トレリスに誘引する

三常農園のいのしし

ヘデラはちょっと土についただけでそっから根付くからマメな選定はマストだかんね!それがNGなら、宙に浮いてるハンギングが安心♪

プミラもヘデラと同じく、壁を這う姿がおしゃれな植物です。

しかし、その気根は非常に強く、外壁やコンクリートにしっかり張り付いてしまいます。

見た目は素敵でも、一度撤去しようとすると跡が残り、建物の美観を損ねる原因になることがあります。

筆者は、壁とオリーブの木にちょっとだけ這わせて一時「可愛い!」と楽しんでいたことがありましたが、多忙時に管理がおろそかになってしまって…気づいたら大変なことに。

高さ2mほどのオリーブの木の上の方までプミラが絡みついて、みっしりジャングル状態。

オリーブの幹の美しさが半減していまう事態となりました。

木の幹のほうはまだしも、塗りの壁に張った気根は何でこすっても全く取れず大後悔。

プミラを屋外で楽しむ方法

プミラは様々な葉色や斑入りの品種があり、花の様な美しさを楽しめる貴重な植物です。育て方を選べば、取り入れるとお庭が華やかに。常緑で冬も緑が鮮やかなのも◎。

  • 鉢植えで育てる
  • ハンギングバスケットで楽しむ
  • 地植えでもフェンス/トレリスに誘引する
三常農園のいのしし

プミラもヘデラと一緒。ちょっと土についただけでそっから根付くからマメな選定はマストだかんね!ちっちゃい苗は可愛いのに、育つと木質化。図太くなっから。


3. ワイヤープランツ ★★★★☆

細い茎と小さな葉がかわいらしいワイヤープランツ。

しかし地植えにすると、地下や地表をどんどん広がり、気付けば庭中に増えてしまうことがあります。

少し残った根から再び芽を出すこともあり、一度広がると管理に手間がかかります。

ワイヤープランツを屋外で楽しむ方法

  • 鉢植えで育てる
  • 花壇なら仕切りを設けて広がりを防ぐ
  • フェンス/トレリスに誘引する
  • ハンギングバスケットで楽しむ
三常農園のいのしし

気根がない分アイビーやプミラ程じゃねーけど、ただ地植えにすんのはほんと辞めたほうがいがっぺ。横に広がる広がる。しかも、冬は禿げてあまり美しくないっていうね。


4. ツルニチニチソウ ★★★★☆

春になるときれいな花を咲かせる人気の植物ですが、とても丈夫です。

ツルが地面に触れるたびに根付き、どんどん範囲を広げていきます。

気付くと他の植物のスペースまで占領してしまうこともあります。

ツルニチニチソウを屋外で楽しむ方法

  • 管理しやすい花壇で育てる
  • 定期的にツルを切り戻す
  • 鉢植えなら広がりを気にせず楽しめる

5. ヒメツルソバ ★★★★★

小さなピンク色の花がかわいらしく、グランドカバーとして人気があります。

しかし非常に繁殖力が強く、こぼれ種や茎でどんどん増えていきます。育ててるのは我が家だけと思いきや・・・いつの間にかお向かいさんの花壇にも。青ざめますよね。

庭の隙間にも入り込み、他の植物の管理が難しくなることがあります。

ミントを屋外で楽しむ方法

  • 鉢植えやハンギングで楽しみ、花後は刈り込む

6. ミント ★★★★★

爽やかな香りが魅力のミントは、ハーブの中でも特に人気の高い植物です。料理やハーブティー、スイーツの飾りなどにも活用でき、「育てやすいから」と庭に植える方も少なくありません。

しかし、地植えにすると非常に強い繁殖力を発揮します。

地下茎を伸ばしてどんどん広がり、一度根付くと少し根が残っただけでも再び芽を出すことがあります。気づけば花壇のあちこちからミントが顔を出し、他の植物の生育スペースを奪ってしまうことも珍しくありません。

実際に「少しだけ植えたつもりが、庭中に広がってしまった」という声も多く聞かれる植物です。

三常農園のいのしし

農園のある山にもミントがあっけど、土が肥えてっからか葉っぱのドでかいスーパーミントになってうじゃうじゃ広がってしゃーねーの。と思いきや弱るとアブラムシ付くし容易だねーよ。

屋外で楽しむ方法

  • 鉢植えで育てる(鉢底穴から根出ない様トレイで遮断)

ミントは育て方を工夫すれば、香りや収穫を長く楽しめる魅力的な植物です。地植えにした時の繁殖力の強さを理解し、管理しやすい方法で育てることをおすすめします。


地植えで困る植物を楽しむためのポイント

これらの地植えで困る植物達の共通点は「強健」。

植物って、いつも枯らしてしまって育てるのが難しいものもあれば、放っておいても勝手に増える超たくましいものもあるんですね。

しかし、これらの超強健植物達も、やり方を間違えなければ非常に楽しめる。

超強健だから、鉢植えやハンギングに収めてしまっても、ちょっとやそっとの水/栄養の不足では枯れません。

むしろそのくらいで丁度いいのです。


まとめ

今回ご紹介した植物は、どれも魅力があり、育て方や植える場所を工夫すれば、屋外でも十分に楽しめる植物ばかりです。

一方で、地植えにすると想像以上に広がったり、成長が早かったりと、後から管理に苦労するケースも少なくありません。

植物選びでは、「今」の見た目だけでなく、「数年後の姿」をイメージして植えることが、後悔しない庭づくりにつながります。

とはいえ、かわいさに負けて「うちは大丈夫でしょう」と植えてしまったのが筆者です…。

実は今回ご紹介した植物は、どれも私自身が「かわいい!」と思って植えたものばかりです。

「植えないほうがいい植物」と言いたくはありません。

特徴を知って、育て方を工夫すれば、どれも庭を彩ってくれる魅力的な植物だからです。

この記事が、皆さんの植物選びの参考になれば嬉しいです。

素敵なガーデニングライフをお楽しみください。